グループEN展鑑賞記            2022・6・14

6月、梅雨入りの東京京橋ビル街、グループEN展が華々しく開催されました。6月14日(火)から19日(日)(AM10,00~PM5,00、最終日PM3,00)京橋2-7-11、画廊、ギャラリーくぼた4Fに創展の中核を担う7名の女流画家が勢揃い、それぞれ独自の個性溢れる秀作ぞろいの作品群が展示され鑑賞者である私達夫婦共々作品のレベルの高さ魅力に圧倒されました。

56年の伝統を誇る創作画人協会、即ち“創展”顧問、武沢礼子、理事、百瀬まつ子、左時枝、会員の上村尚子、町田政江、天利重子、清水恭子の先生方です。

初日午前中、早くも大勢の来場者でにぎわって女性ならではの華やかな雰囲気が感じられました。ふと見渡すと美術評論家中野中先生の姿を見つけ少時歓談しましたが、先生も華やかなパワーに圧倒されたご様子でした。

武沢先生のお人柄からにじみ出るオーソドックスな技法に裏付けされた温かな優しさ、百瀬先生の巧みな表現から醸し出されるロマン!正に技巧派の面目躍如の感、左先生の花花の独特の表現、女優である身に備わった花ご自身か?と思われるオーラ、上村先生の抽象か?具象か?微妙な雰囲気から洗練された力強い表現、町田先生の紙絵の高度な技術は美しいと共に驚嘆に値する職人業とでも言うものか、天利先生の日本画は長年の修練の結晶が心地よい天利世界を表現、思わず小品を頂くことにしました、清水先生は正統派であると同時に果敢に自分らしさを表現、鑑賞記として言い尽くせない秀作に出会った幸せを感じつつ、夫婦共々帰宅の途に就きました。                                                                                                  森  務