山辺絵理 ピアノリサイタル 鑑賞後記      2019・11・10

記念すべき”祝賀御列の儀”当日、十数年来の親交のある山辺絵理さんの、毎年この時期に開催される恒例のピアノリサイタルが”よみうり大手町ホール”で開催されました。

元々は、絵理さんのお父上とビジネスの上でのお付き合いから十数年来、絵理さんのピアノリサイタルに家族共々、度々お招きを受ける様になった次第です。

絵理さんのピアノ演奏の迫力、テックニック、ひたむきにピアノ演奏に取り組む姿勢に何時も強い感銘を受けます!私は絵を描きますが、音楽は全くの門外漢です。然し、演奏会に足を運ぶたびに、印象深く素晴らしい演奏会だったと感じています。今回のリサイタルは17世紀初頭から始まる「バロック」「古典」「ロマン」「近現代」4期の代表的な作曲家の名曲をたっぷりと聞かせて頂きました。

1723年のバッハのG線上のアリア、1783年のモーツアルトのピアノソナタ第12番へ長調K、332、休憩時間を挟んで、1830年のショパンのノクターン第20番、遺作で有名な曲、スケルツォ第2番作品31、1980年ラヴェルの夜のガスパル、第1曲オンデーヌ、第2曲絞首台、第3曲スカルボ、ピアノ曲では最高の難曲と多彩な演奏会となりました。

絵理さんのプロフィールは3歳でピアの始め、13歳でアメリカでのジーナバックアワー国際ピアノコンクールでリストのラ・カンパネラを演奏、一躍注目を浴びました。国際コンクールでは17歳でポーランドで開催の第3回アルトール・ルビンシュタイン国際ピアノコンクール最年少入賞、第一回ショパンコンクールinASIAで第1位等、数々の国際コンクールで活躍、明治安田生命及びイオン岡田文化財団より海外音楽研修奨学金を授与され、英国王立音楽大学より「ジョンホプキンソン特別メダル授与、アーテーストデプロマコース特待生奨学金を授与されています。東京音大ピアノ演奏コースを特待生、首席でご卒業、ロンドンに演奏拠点を置き、現在は東京音大講師として後進の指導にも力を注いでおられます。祝賀御列の儀の華やかなパレードの日に、家内と娘、娘の友人2人、5人で芸術の秋に相応しい楽しい時間を過ごすことが出来たことを絵里さんご一家に感謝しつつ帰宅しました。                                                                                                     森  務

山辺絵理プロフィール