松本陽子展「熱帯」鑑賞後記   2021・11・29

2021年11月10日(水)~29日(月)迄、日本橋高島屋美術画廊に於いて開催された、日本の現代アートを代表する一人である松本陽子展を鑑賞しました。

多くの美術愛好家はご存知ですが、松本さんは若くして現代アートの将来有望な騎手として美術界で注目をされた逸材です。

彼女の手記にもある様に、朦朧としたピンクの世界が松本芸術の真髄と思っていたところ次第に緑が宿命の色と捉えるようになったようです。今回の個展ではタイトルが熱帯とある様に宿命の緑の絵を多く鑑賞しました。

彼女の絵画に対する理念や評価は数多くの出版物に掲載されていますので多くを語りませんが、今も現代アートの大きな存在であることには変わりません。

松本さんは、都立駒場高校美術科から東京芸術大学油絵科を卒業後アメリカニュヨークに渡り、そこでアクリル絵の具に出会ったのが大きなきっかけとなって現在に至った様です。実は私は松本さんと目黒8中での同期生でありました、私も美術界に身を置く一人として誇りにする大切な友人です。

今回も松本さんのファンでもある妻と同伴で鑑賞、松本さんの世界にしばし身を置き感動して帰宅しました。             森  務